NY為替見通し(2021/11/02)を写経しながら型にはめてみました

タイトル:FOMC翌日控えトレンドは出にくい、不安定な相場展開は続く

 
経緯:本日のドル円は114円台を維持することができず、上値が重く推移。10月15日に114円台に乗せて以後は、高値は10月20日につけた114.70円、安値は同28日につけた113.26円となっている。
 
結論:上値は本邦の実需だけでなく、日本生命をはじめとした機関投資家が21年度下期は円高予想としていることで、上昇局面では手堅く売りを置いていくことが予想され、大きく上値を切り上げるのも難しい。
一方で日米の金利差、およびインフレ予測(日銀は世界的なインフレ懸念の中で、先週にインフレ予測を下方修正)などのかい離があることで、下値では相応の買いが出てくることも予想される。

理由:レンジを抜けだすのが難しいのは需給だけではなく、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表およびパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を前に市場が大きなリスクを持つのが難しいことも大きな要因だ。
 
結論:米金利も上下に振れることもあるだろうが、FOMC前でトレンドを作ることができないだろう。

補足: なお、第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で各国首脳らが参加する「ワールド・リーダーズ・サミット」が本日まで行われる。
要人の思わぬ発言が出た場合は市場が動意づく可能性はあるので警戒は怠らないようにしておきたい。
 
 
故に、経緯→結論→理由→結論→補足
の順でした。